《ニッセンミラクル》の開発ストーリー
【ニッセンミラクルの開発ストーリー(開発の目的)】
「ニッセンミラクル」は、”体に優しく、臭いが少ない、万能な洗浄剤を提供したい !”という想いで開発した、カビ取り効果も期待できる「多機能持続性除菌洗剤」です。
従来のカビ取り剤は次亜塩素系が主流で、「混ぜるな、危険 !」の表記があり、換気の他、手袋やマスクの着用が必要で、環境的に懸念がある製品も出回っていました。
これらの不安を解消するために、入れ歯洗浄剤や手術用手袋の消毒剤・殺菌剤としてシャンプーやリンスに使用されている「グリシン(殺菌・消毒剤)」と「食器野菜洗い洗剤」を混合して、中性で持続性のある除菌洗浄剤「ニッセンミラクル」を開発しました。
【開発に至る背景】
昭和40年から化学工業薬品製造会社の代理店として扱っている製品の中に、シャンプーやリンスの基材原料のみを混合して製造した「食器野菜洗い洗剤」があり、自動車部品製造会社などに手洗い用途として販売してきました。
あるファションホテルの社長から「カビ取り剤では臭いが強く、1日中部屋の臭いが抜けないため、ホテルの稼働率が悪く困っている。臭いのないものが欲しい。」と依頼されたため、この「食器野菜洗い洗剤」をホテルの清掃に試してもらいました。現場で作業している方たちからは「素材を傷めず、手に優しく、いくつもの洗剤を持たなくて良いため、今後も使用したい」との声が寄せられました。
そこで、「食器野菜洗い洗剤」に「グリシン(殺菌・消毒剤)」を混合した「ニッセンミラクル」を試してもらったところ、社長の自宅浴室天井にカビが2年間生えなかったため、ホテルや老健施設の清掃に使用することになりました。
弊社も裏付けを取るため、自宅の色々な箇所で清掃を続け、「ニッセンミラクル」の素晴らしさを再確信し、盆暮れのご贈答品用に大手企業の研究員や購買等々、デイサービス、介護施設などに差し入れをしてきました。
さらに、ある企業の工場タンク清掃で「今まではどうしてもカビが生えて困っていたが、「ニッセンミラクル」を使用してからはカビが生えなくなった」と嬉しい話も聞かされました。
商品化の展開
東日本大震災時は、節電や節水などが課題となっていたため、”水をあまり使わずに除菌・消臭ができる「ニッセンミラクル」を被災地に届けたい”との想いを台東区役所に伝え、役所内で商品説明と実演をいたしました。当時は無名で、このままでは商品が認めてもらえない可能性があることから、台東区から商品化を勧められ「ニッセンミラクル」を商品化いたしました。
これは「台東区新製品新技術開発支援」対象企業認定や東京都中小企業振興公社「ニューマーケット開発支援事業」支援製品になり、「朝日中小企業経営情報センター企業顕彰」を受賞致しました。
また、台東区の推薦により「日経済流通新聞」に新製品で掲載されました。審査員長からは、「台東区には珍しい商品で良い製品だから大事に育てて下さい」とのアドバイスがあったそうです。
私自身もこの「ニッセンミラクル」には、何度も助けられました。
身体障害1級・介護5級の者を介護した時に、その臭いから、とても辛い思いをしておりました。
そのような時に「ニッセンミラクル」を使用することで、瞬時に臭いが無くなり、気持ちが穏やかになったことを何度も経験いたしました。
上記の経験の他、入浴しながら素手で浴室の清掃ができた、カビが生えにくい、トイレの臭いが消えた、などの話を頂いたことから、「ニッセンミラクル」を多くの方に知ってもらいたい、介護に携わっている人の役に立ちたい、忙しい人たちのために楽に掃除をしてもらいたい、など、多くの皆様にもっと喜んでもらいたいという想いを強く持っております。